野本かりあ/カアリイ聞きました


私のゴラトモ日記を読んでCDを買いました!
という方からメールをいただいたので、
こんな通好みじゃない紹介でもちょっとは役にたっている!?
と、調子にのってますササキです。
今日も1枚、感謝を込めて、いただきものCDを御紹介します。
野本かりあ/カアリイ
7/28発売!
サウンドメイクをした小西康陽氏自らいってるのですが、
音を聞いて、映画を1本見たような気分になるものを作りたかったと。
狙い通り、私はきっちりそのような気分になったわけです。
わりと術中にはまりやすい素直なファンです。
カアリイという謎の女のコの噂話が曲間にはさまります。
「あのコは誰とでも寝るらしいっすよ。」と
石坂浩ニ扮する音楽家からスキャンダルな話が語られ
「カアリイはいけない子。」と
池田昌子(銀河鉄道999のメーテル)扮するカアリイの
おねーたまっぽい人(レズビアン?)が、カアリイに優しく声をかけたり。
他人の口からカアリイのことがぼんやりわかってくるのですが、
カアリイ自身の肉声や語りは聞けない。
それがとてもじれったい。
でも、歌声は全部カアリイの声ですから。
その歌から、カアリイがどんな人物なのか
自分で答を出さなければならないのです。
カリアが歌う歌はほとんどが自分の歌。
自分の名前がはいってる歌まである。
自分のことを「カアリイはね」といっちゃうような子なのでしょう。
「あたしって嘘つきだけど、かわいいから許せるでしょ?」
って自分からいう女です。
これが、枝毛の金髪で、うっすらヒゲのあるギャルが、
つまようじでシーハーしながらいったとしたら、
バシ〜〜ィッと後頭部を割って終わりですが、
この台詞を言っているのは他でもない「カアリイ」ですから!
このナイスルックスですよ。
わがままだろうが軽い女だろうが、許せてしまうんだなー。
特に私自身、目が小さくて細いので、
目の大きな女の子の罪は、目の小さい女の子の罪よりも
軽いような気がしてしまうんですねー。
小悪魔のようなこのルックスなら、オールオッケーです。
人生、完全勝ち組の世界ですね。
やっぱり世の中、美女のほうが得なのだ。
そして、音を聞いて「なんなんだ!この女は!」と思った人の疑問を
救済するためなのか、真っ白に忘れさせるためなのか、
このアルバムは野本かりあの写真集つきなのです!
すごい。
この3800円ぐらいの値段で写真集付CD。
誰かがこの値段を生み出すために、
影でものっすっごい苦労をしているはずです。
お疲れさまです!
ちなみにDVD付「オチャメカン」の3200円も
この値段を生み出すために影ではあらゆる人に
泣いてもらっています。
ま、そんな裏舞台の汚れた話はおいといて、思ったことですが、
私は、動いている東野佑美を皆に見てもらいたかった。
だからがんばって映画を作りました。
動いている佑美ちゃんの魅力は、言葉ではいいつくせないですから。
皆に動いている佑美ちゃんが見れるライブを
見にきてもらえるといいんだけど、地方の人はそうもいかないしね。
じゃぁ、映画とっちゃおう!ってことで。
そして、カアリイになりきっている野本かりあは、
もともとモデルさんだし、そのビジュアルを生かさない手はない!
だからがんばって写真集つけたんだと思うんです。
もちろん、アルバムの中身をさらに印象深くするための
内容的な理由のほうが先行してるでしょうけど。
で、思ったことなんですが、
野本かりあも「カアリイ」という女を演じているし、
東野佑美も「ユミ」というセイギのミカタを演じているし、
どちらも作られたキャラクターだけど、本人に極めて近い部分もあって。
そんなほんとかウソかわからないリアルさを出したという点では、
「カアリイ」の作り方にとても親近感がわくのです。
この世界観は特に女の子におすすめです。
人生勝ち組の人の世界ではありますが、
自分が死んだ後のことを考えてオセンチになったりしてるところを見ると、
美女は孤独で、それなりに大変なこともあるのだなぁ、と同情もわきます。
そうはいっても、孤独でいいから美女に生まれてみたかったね。
無駄に化粧品代もかかるしね。