八百屋の新米

(ある日のニュース番組をデジカメで激写!)
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威勢のいいスーパーがあって、一日中でかい声で
「いらっしゃいいらっしゃいいらっしゃい
 大根やすいよ、キャベツやすいよ。」
といい続けてます。
確かに安いし、新鮮だから、いつもそこで買うんだけど、
ちょっとばかしうるさいってのはあります。
アメ横並みにうるさいです。
先日、香菜(シャンツァイ)が安いので物色していたら、
隣に立っていた八百屋売り場のおじさんが、
「おまえさ、もっと大声だせよ。
 それじゃお客さんに聞こえないんだよ。
 こんな感じによ。
 いらっしゃいいらっしゃい白菜いかがですか。
 へい、らっしゃいらっしゃいらっしゃい!
 ほら、いってみろ。」
おじさんの向かいでジャガイモをまとめていた若い店員が
「いらっしゃぁーい。」
とひとことだけひょろひょろっと言いました。
「‥ておい!それで終わりかよ。
  もっといろいろいうんだよ。声も腹から出すんだ!
  らっしゃいらっしゃいうまいよ新鮮だよ〜だ。ほら。」
すると、若い店員が冷静に言いました。
若店「かんべんしてくださいよ。あんまり大きな声を
   お客さんの横で突然出すのは、かえっていやがられるんですよ。
   こっちも加減して出してるんすよ。」
古店「ごちゃごちゃいってないで、俺の言うとおりにしろよ。
   なんでお前はそう、理屈っぽいんだよ。」
若店「はっきりいって、○○さんうざいですよ。」
古店「なんだよ。うざいってよ。うざいなんて言葉はシラネーよ。
   俺がやれっていったらやればいいの!」
若店「いらっしゃぁ〜い」
古店「そんなんじゃお客さん買ってくれないよ。」
若店「いらっしゃぁ〜い」
古店「バカ。」
ここで、香菜を選ぶためにたまたまたそこにいる人、
を装うには、これ以上の長居は不自然だと思ったので、
私はその場を去りました。
八百屋にも新旧交代の波が押し寄せているようです。