リセットしたいと思う時


願いごと
かなったかなぁ…


例のごとく道の迷った話です。
あぁ、またいつものか、と思った方は読み飛ばして下さい。
夏に書いて、あまりにどうでもいいことなので、
アップし忘れていた日記です。


また道に迷ってしまった。
もう、六本木、赤坂、嫌い!
わけわからん。
声優さんのオーディションの日だったので、
絶対遅れちゃいけない日だったのに、
先日は行けたはずのスタジオが
全然見えてこない。

5kg やせますように!!
やせたなと言わせたい


なんで?どして?
と、はじめは歌いながら、
余裕で道に迷っていたのです。
なぜなら、全てにおいて用意周到な私は、
開始時間の30分以上前には既に六本木駅にいたから。
迷ったって、30分もありゃ
どんな方向音痴でも、
見覚えのあるところに着くだろ、と。
‥こういうのを浅はかといいます。
気温35度。
日陰のない住宅街でポツーン。
もう全くわからなくなりました。
約束の時間5分前に関係者の携帯に電話をすると、
「なんで赤坂にいるの?最寄駅は六本木だよ。」
「降りたのはもちろん六本木駅なんですよ。
 住所がいつの間にか赤坂に変わったんですよ。
 とりあえず交番行きます。」
たまたまあった交番へ。
おまわりさんが教えてくれるのだが、
あまりに道が複雑なので、全然頭にはいらず、
「あぁ!なるほど!そうだったんだー!
 わっかりましたぁー!」
とウソついて、退散。
全然わかってないのに‥。
ど、どうすんだよぅ。あたし。

どろごんぼーるになり
たい


携帯がもう一度鳴る。
「どう?わかった?今どこ?」
「今、赤坂の○丁目です。」
「ええー!さらに遠くなってない?」
「そうなんですか?あ!いいこと思いつきましたよ!
 スタート地点にもう一度戻るんです!
 そうしてもう一度あらためてそちらをめざします。
 これで、いいですよね?」
「スタート地点」という単語を使っている時点で、
なんだかおかしなことになっている。
テレビゲームの「リセット」の感覚なんだろうけど。
スタートから始めようがどうしようが
相手は知ったこっちゃないだろうに。
とにかく今、先日は一人で行けたはずのスタジオに、
行けなくなっているこのダサい状況をなかったことにしたい!
忘れたい!リセットしたい!という私の願望だけが
ガツーンと前に出てしまった感じであり。

もらさない


しかし、既にスタート地点がどっちなのかもわからない。
半べそで歩いていたら、突然、さっきの交番が出現。
ぐるっとまわってまた戻ってきたらしい。
おまわりさんが怪訝そうに私を見ている。
もういいよ。こういうの。
道に迷ったとか、来た方角わかんないとか。
今さらいいんだってば。
ワンパターンでつまんないんだよ。

タモリになる


それでさらにめちゃくちゃに歩き回っていたら、
たまたま、目的地に遭遇。
現場では大ヒンシュクだー。しょぼーん。
結局、1時間以上歩きどおしだった。
冷房のきいたスタジオがうれしい。
しかし、この時の私に予測できたでしょうか?
数時間後、今度は東京都現代美術館が、
以前あった場所にない、といってさらに1時間。
深川の街をトボトボさまよう運命にあることを。
こんなに道に迷い続けた日は初めてかもしれない。
次の日、あまりの疲労で倒れました。

なるようになる