11年後の続編


私が一斉に注目を浴びた瞬間です
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久しぶりにゲーム誌の取材を受けた。
11年ぶりの続編。
NiGHTS〜星降る夜の物語〜で。
取材室にはいってビックリ。


記者さんが11年前とほとんど変わってないの。
カメラマンさんも懐かしい〜。
(気をきかせてわざわざ集まってくださったのか?)
子供なんかバブバブ言ってても、
11年たったら、あちこちに毛がはえてきて、
「ちょーうけるー!」とか言うようになるけど、
大人の11年ってこういうことか、と思ったね。
大人の11年=そんなに変わらない
つまり私も大人ってことだわ。
なんか納得!
制作中には、こんなこともあった。
ある日、スタジオで、ぼんやり周囲を見渡してみたら、
すごいことに気がついた。
11年前の制作メンバーがほとんど揃っているのだ。
なにげなく!
いまだにセガでがんばってる人もいるけど、
辞めて別の会社に移った人も、
フリーでやってる私のような人も、
なぜかこのゲームのために、再び全員集合しているのだ。
たまたま!
効果音担当も11年前と全く一緒。
さらに、お助け人で手伝ってもらった人も
11年前と全く一緒。
コーディネーターも一緒。
当時アシスタントエンジニアだったM君は
今やシニアエンジニアとして卓の前に座っている。
ちょっと新しいのは、
「NiGHTS」に憧れてセガに入社した人達も
加わっていることか?
デザインやプログラマーはどんな感じか知らないけど、
サウンドはほとんどが当時のスタッフ。
みんな待ってたと思うんですよ。
続編作りたくて。
あんなに愛されていたゲームですから。
次はこうしよう!という思いが、
皆それぞれ、あったんでしょうね。
何気なく、続編の匂いを嗅ぎつけて集まってしまった、
いや、集められてしまったのか?
11年の間に、人生いろいろあったことでしょう。
転職したり、フリーになったり、彼女ができたり、
結婚したり、病気になったり、太ったり、痩せたり。
そういうのぜーんぶ乗り越えて、
再び全員集合できた、ってのはすごいことです。
大人の11年は、見た目はそんなにわからなくても、
裏ではいろいろあるのだなぁ…。
つい、遠い目になってしまいました。
取材では、とっておきのお話があったのですが、
そういう話の流れにならなかったので、
ご披露できませんでした。
取材しようかと迷っているゲーム誌の方、
是非、取材しにきてください。
話します!
しかし、当時と比べて、ゲーム誌もかなり減ったなー。
「NiGHTS」の1作目が出た頃は、セガの黄金時代でもあり、
ゲーム業界も最高にもりあがっていて、雑誌もたくさんあった。
寂しいものだ。
取材後に、ゲーム雑誌とゲーム業界と任天堂について、
熱い雑談をしてきたのだが、その話はまたあとで。