母の一大事
その日は憂鬱な日だった。
寒くて、曇っていて、ともかく憂鬱な日だった。
何もやる気がしなくて、ヘッドホンをして、
鬱々とネットサーフィンをしていた。
昼になってこれじゃいけないと、
元気になるために、ひとり分のタジン鍋料理を作った。
湯気が出てちょっといい感じだったので、
軽く写真をとろうと思い、ケータイに手を伸ばした。
気づかなかったが、1時間半ほど前に着信があったらしい。
留守電を聞く。
電話は、母からだった。
「お母さんです‥。」
なんだかいつもと違って弱弱しい声だ。
「今‥岩手にいます‥。」
なんで!?
「じゃ。」
えー!!!





(胃腸は元気です!)






































